遠い昔の君を思い出してしまった
ふいに聞こえてきた懐かしい曲のせいだろう
細い指で下手なギター弾いてた
君には不釣合いな日に焼けたドレッドノート
いつでも必ず歌ってた十八番のあの歌を
今でも何処かで歌っていますか
君の歌もう一度聴きたくて
古いアルバムの中に一枚だけ残ってた写真
たしか秋の終わりだった君の肩に落ち葉が
あいつと競い合った勝手な片思い
たった一枚のほろ苦い宝物
いつでも必ず笑いながら歌ってたあの歌を
今でも何処かで歌っていますか
君の歌もう一度聴きたくて
電車に揺られ人の波にのまれて
忘れかけていたよ眩しいあの頃を
いつでも必ず歌ってた十八番のあの歌を
今でも何処かで歌っていますか
君の歌もう一度聴きたくて
君の歌もう一度ききたくて |