街の木立にも華やいだイルミネーション
地上の眠り待ちわびるように 星も震え瞬くよ
冷えた指を絡めポケットに滑り込ませれば
戯れる指が唇に代わり 言葉を交わしだす
星の降るこんな夜は
僕は君のコートになろう
照れくさい台詞でも 肩越しに囁けるから
I will embrace you for a long, long time
ひきとめていたいから
君の背中をそっと包み込む
僕はコートになろう
杏色のウインドウ 映り込むイリュージョン
静かに舞い落ちる白い雪が君の髪に踊れば
銀色に染まるメインストリート まるでベールかけた様に
溜息まじりのざわめきもいつか 静寂に変わるだろう
雪の舞うこんな夜は
僕は君のコートになろう
その瞳に映る全て 焼きつけておきたいから
I will embrace you for a long, long time
ひきとめていたいから
君の背中をそっと包み込む
僕はコートになろう
何億秒針が刻んでも気づかぬうちに過ぎて行くから
映画のシーンなら今を停めていたい こんな
君のいる冬の夜は僕が君のコートになろう
過ぎてゆくこの時間を 体に刻み付けよう
I will embrace you for a long, long time
色褪せぬこの想いで
君の心もそっと包み込む
僕はコートになろう |